陶芸家高森絢子のオリジナル陶器、彩黑器。
3種類の粘土を使用して岩肌のような素地を成形し、象嵌技法で模様を描きます。
2度焼成した後、九谷焼の上絵の具を使って彩色、さらに低下度で焼成をします。
試行錯誤を繰り返してできた彩黑器の素地は、幼いころによく遊んだ奥能登の磯岩のように、紫がかった肌合いをしています。きれいな水に透けて見える海底の岩肌はとても美しく、今も懐かしく思い出します。彩黑器はそんな記憶のもとに生まれたような気がします。
心を込めて制作した彩黑器が使っていただく方に小さな感動を届けられますように。
幾何学模様を用いた銘々皿です。膨らみのあるスクエア形で紫系と緑系の2種の配色で制作しました。
サイズ(cm) H2 W15.5 D15.5